【スイカ(西瓜)】切ると果肉が白っぽくて柔らかく崩れる原因は何?

【スイカ(西瓜)】切ると果肉が白っぽくて柔らかく崩れる原因は何?

「西瓜を切ると果肉がなんか白っぽくて、しかも柔らかいし、バラバラになったりするけどなぜ?これって売っても大丈夫なのかな?」という状態になったことありませんか?

今回はそんな疑問にお答えします

西瓜を切ると果肉が白っぽくて柔らかくて崩れる原因を解説します。

僕は青果小売業で20年以上働いているので、実際何度もそういう経験はしていますし、そんな中でありがたいことに生産者の方ともお話しする機会もありますので、その原因について生産者の方に聞いたこともあります。その話も踏まえながらお話ししていきます。

白っぽくなって柔らかくて崩れる原因はス(鬆)です。

まず、西瓜を切った時に「白っぽい」「果肉が柔らかい」「果肉が崩れる」というのがどういう状態なのかの答えをお話しすると、「ス(鬆)」になります。

どういう状態なのかを、百聞は一見に如かずに撮ってみました。

果肉が全体に白っぽくて、割れてます。

こういうのも同じです。

こんな感じで果肉がバラけます。

これ、スプーンとかですくったわけではないですよ。

こんな感じで、何もしていないのにバラけてるんです。さらにヒドイものになると、果肉が完全に柔らかくなっていて

完全に崩壊状態になるものもあります。指で少し触るだけで、

こんな感じでグチュっと崩れます。完全に柔らかすぎて食感がぜんぜんダメです。シャキシャキ感はまったくないですね。

こんな感じで、本来果肉が詰まっている状態であるはずなのに、隙間が出来たり空洞化してしまっている状態をスが入っているといいます。

ちなみに、スが入っていても、これは腐っているわけでもないし、病気とかでもないので食べることは可能です。ただ、果肉自体が劣化している状態で柔らかくなっているので食感は悪いです。

なぜスが入るのか?

このようにスの入っている一番の原因は「熟しすぎ」ですね。この状態を通りすぎると完全に果肉がドロドロニなって腐ります。つまり、「スの入っている西瓜=終わりかけの西瓜」ということです。

生産者の方に写真を見てもらって理由を聞いた時も「これは加熟ですね。熟しすぎるとこうなることが多いんです。」とおっしゃっていたので間違いないですね。

スが入りだしたら、その産地の西瓜を止めて他の産地に切り替えた方がいいですね。

食感は悪いけど・・・「甘味は強め」がじつは多い

このスが入った西瓜というのは、先ほどのお話ししたように食感はかなり悪いんですけど・・・じつは甘いことが多いんですよね。中には真逆のものもありますけど、実際に食べてみると「甘いな」ということが多いです(食感は悪いです)。

これを通りすぎると腐る・・・つまり一番熟していて一番甘い状態でもあるんですよ。「腐る前が一番美味しい」ともいう、あれですね。

「糖度は高くなるけど食感は悪くなる」という感じです。

スが入りだしたら産地切り替えた方がいい

出始めの西瓜は産地が九州(熊本県・長崎県産など)のものから始まりますけど、農産物の産地というのは、基本的に南→北の順番に移っていくので、もし九州の西瓜に全体的にスが入りだしたら、たとえば次に鳥取県産などがすでに入荷しているのであれば、少しくらい高くても早めに次の産地に切り替えた方がいいですよ。

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