【保存版】デコポンと不知火(しらぬい)の違い【贈り物は「凸百恵」が大人気】
悩む女性
「デコポンと不知火(しらぬい)って、見た目は同じに見えるけど何が違うの?」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 不知火とデコポンの違い
- 特徴
- 名前の由来
- 旬(時期)
- 贈り物に大人気の「凸百恵」の紹介
本記事を書いている僕は果物販売歴20年以上の青果バイヤーです。
そんな僕がわかりやすく解説しますので、参考にしていただければと思います。
目次
【保存版】不知火(しらぬい)とデコポンの違い
それではさっそく回答していきます。
不知火(しらぬい)とデコポンは同じ品種
じつは不知火とデコポンは同じ品種で、違いは以下の通りです。
- 清見オレンジ × ポンカン = 不知火
- 不知火の中で「糖度13度以上」「クエン酸1%以下」の規準をクリアしてるものがデコポン
「不知火の中で、糖度が高く酸味の少ないものがデコポン」ということです。
ちなみに、デコポンという名称は平成5年に熊本果実連が商標登録していますが、今では全国のJAから出荷される不知火でも上記の規準をクリアしてるものであれば、デコポンという名称で出荷されています。
特徴
主な特徴は以下の通りです。
- 見た目はゴツゴツして皮は剥きにくそうだけど、みかんと同じように手で簡単に剥くことができる(デコの方から剥くと簡単)
- 薄皮(じょうのう)もみかんと同じように薄め
- みかんとオレンジを合わせたような味
- 甘味が強く、酸味は弱め
- 果汁は豊富
名前の由来と、その他の可愛い愛称
品種名の「不知火」は、生産がスタートしたのが「熊本県不知火町」なので、そこから命名されたと言われています。
そして「デコポン」の名前の由来以下の通りです。
- 頭(ヘタ)の部分の“出っ張り→「デコ」
- 掛け合わせの親であるポンカンの「ポン」
- それらを合わせて「デコポン」
親しみやすい名前ですよね。
ちなみに生産されている県によって、以下のような名前(愛称)で呼ばれています。
- 静岡県 → フジポン
- 愛媛県 → ヒメポン
- 広島県 → キヨポン
- 徳島県 → ポンダリン
九州の方では大きいデコポンのことを「びっくりポン」と呼んだりもしますね。
旬(時期)
不知火(デコポン)は、毎年12月上旬から本格的に入荷がはじまり、最盛期2月~4月頃で、5月になるとほぼ終わりという感じですね。
ちなみに、不知火(デコポン)は収穫した直後は酸味が強いので、酸味を抜くために一定期間貯蔵してから出荷されていますよ。
3月1日は「デコポンの日」
あまり知られていませんが、平成3年3月1日に熊本県で初めて市場に出荷されたことから、このように制定されています。
贈り物には凸百恵が大人気
デコポン(不知火)はいろいろな産地から出荷されてきますが、贈り物に圧倒的に大人気で、お店でもお客さんにイチオシしているものがあります。
佐賀県の吉森果樹園さんが生産されている「凸百恵(デコももえ)」です。
味もカタチも最高級で、毎年品質が安定しています。
普通のデコポンに比べて「味が濃厚でコクがあり、果汁はかなり多い」です。
化粧箱もとてもキレイなので、贈り物として大人気ですし、おすすめしたお客さんからは間違いなく喜んでいただけていますよ。
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おわり
ということで「デコポンと不知火の違い」でした。
簡単にまとめると、同じ品種で、違いは以下の通りです。
- 清見オレンジ × ポンカン = 不知火
- 不知火の中で「糖度13度以上」「クエン酸1%以下」の規準をクリアしてるものがデコポン
まだ食べたことのない方は、ぜひ食べてみてくださいね。とくに吉森果樹園さんの「凸百恵」は、その美味しさにファンになること間違いなしですよ。
以上になります。
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