スーパーの仕事はきつい?現場歴20年以上の僕がリアルを正直に話します

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「スーパーの仕事ってきついって聞くけど、実際どうなの?転職して後悔しないか不安…」

青果バイヤー歴20年以上、個人青果店・スーパー・百貨店と現場を渡り歩いてきた僕が、この問いに正面から答えます。

結論から言うと、きつい部分は正直にあります。でも「スーパーは3K」という情報の多くは時代遅れか、働く環境を間違えた人の話です。

きつさの実態を正直に話した上で、自分に向いているかどうか判断してもらえるように書きました。現場を知っている人間として、リアルな話だけします。

結論:きつい部分は正直にある

 きつさを知った上で「それでも」と言えるのが、現場で生きてきた人間の言葉の重さ。

スーパーの仕事はきついが、それでも続けられる理由がある

良いことばかり書くつもりはありません。スーパーの仕事はきついです。

体力面では、青果だけで1日に動かす段ボールが数十箱になることも珍しくありません。スイカのシーズンは1玉8〜10kgのものを何十個も運びます。立ち仕事が基本で、休憩以外はほぼ動き続けます。

繁忙期の忙しさは今も変わりません。ただ働き方改革以降、残業時間や休日については改善されているスーパーがほとんどです。それでも年末の売場の忙しさは、体で覚えるしかない経験です。

廃棄についても触れておきます。どれだけ丁寧に扱っても、生鮮食品はロスが出ます。自分が仕入れて値をつけた商品が廃棄になるとき、20年やってもメンタルは削られます。これは数字では伝わらない感覚ですが、現場の人間なら全員わかるはずです。

ただ、ここで伝えたいのは「それでも続けられる理由がある」ということです。きつさを知った上で語るから、この先の話に意味があります。

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「スーパーの仕事は3K」は時代遅れの情報がほとんど

 「スーパーは3K」の多くは、働き方改革以前の古い情報か、環境を間違えた人の話。

「スーパーの仕事は3K」は時代遅れの情報がほとんど

「きつい・汚い・危険」という3Kのイメージ、ネットで見かけることがありますよね。でも20年以上現場にいる僕からすると、そのほとんどは古い情報か、ブラックな職場で働いた人の話です。

2019年の働き方改革関連法の施行以降、残業時間は明らかに改善されました。連休が取れない、朝から夜まで働くという時代は、まともなスーパーではもう終わっています。

「汚い」についても、食べ物を扱う仕事なので清潔さへの意識は高いです。「危険」については、包丁やスライサーを使う部門はありますが、普通に働いていれば大げさに騒ぐほどのことはありません。

問題があるとすれば「職場選び」です。働き方改革後も改善されていないブラックな職場は確かに存在します。だからこそ、転職先の選び方が重要になってきます。

スーパーの仕事、部門別のリアルなきつさ

 部門によってきつさの種類が違う。自分に合う部門を選ぶことが長く続けるコツ。

スーパーの仕事、部門別のリアルなきつさ

スーパーといっても部門によってきつさの種類がまったく違います。

青果部門は体力勝負です。季節の変わり目は大量入荷が続き、スイカやかぼちゃなど重い商品を毎日動かします。ただ、鮮魚や精肉に比べると血や強いにおいが少なく、比較的入りやすい部門です。

鮮魚部門はにおいと体力の両方が必要です。魚をさばく技術が必要で、覚えるまでの最初の1〜2年はきつさを感じやすいです。ただ、技術が身につくと「本物の専門性」として評価されます。

精肉部門はスライサーや包丁を常に使います。技術的な難易度は高いですが、その分スキルとして評価されやすい部門です。

レジ・フロアはお客さんと最も接する部門です。繁忙期の混雑対応やクレーム対応がきつさの中心になります。体力的な負荷は生鮮部門より少ない分、精神的な負荷を感じやすい人もいます。

惣菜部門は調理がメインです。揚げ物の油や熱との戦いがあります。ただ、食品の調理スキルが身につくため、独立や転職に活かせる部門でもあります。

以前、青果部門に配属されたばかりの新人が「重くてきつい」と言っていたのを思い出します。でも半年後には「体が慣れた、むしろ好きになった」と言っていました。最初のきつさで判断しないことが大事です。

それでも続けられる理由

 食は景気に左右されない。きつさより「続けられる理由」の方が、現場では重要。

スーパーの仕事はきつい時もあるけど、それでも続けられる理由

20年以上続けてきた僕が言える「続けられる理由」は3つです。

1つ目は「結果がすぐ数字に出る」ことです。自分の仕入れ判断や売場づくりが、翌日の売上にそのまま反映されます。きつい分だけ「手応え」もはっきりしています。

2つ目は「食いっぱぐれがない」ことです。どんなに景気が悪くなっても、人は食べなければ生きていけません。コロナ禍でも需要が落ちなかったスーパーの強さは、現場で身をもって感じました。

3つ目は「スキルがどこでも通用する」ことです。現場で積み上げた商売感覚・仕入れ力・マネジメント力は、同業他社でも別業界でも武器になります。資格がなくても「本物の経験」として評価されます。

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向いている人・向かない人

 合う・合わないはある。「向いている人」にとっては、これ以上ない安定した仕事。

スーパーの仕事に向いている人・向かない人

向いている人はこんな方です。体を動かすことが苦じゃない、チームで働くのが好き、臨機応変な対応が得意、「人の生活を支える仕事」に誇りを感じられる。こういった方には、現場の仕事は本当に向いています。

向かない人も正直に書きます。完全なデスクワークを望む方、接客のストレスが強い方、土日の勤務が難しい方、体力仕事が厳しい方。これらに当てはまるなら、別の選択肢を探した方がいいかもしれません。

現場の仕事を美化するつもりはありません。合う人には最高、合わない人にはきつい。それが正直なところです。

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よくある疑問(Q&A)

Q. スーパーの仕事は体力がないと無理ですか?

最初はきつく感じる人が多いですが、体は慣れます。僕の周りでも「入った頃はしんどかったけど今は平気」という人がほとんどです。極端に体力に自信がない方でも、部門や職場環境を選べば続けられるケースは多いです。

Q. 女性でもスーパーの仕事はきついですか?

部門によります。レジ・フロア・惣菜は女性スタッフが多く活躍しています。青果・鮮魚・精肉は体力が必要な場面もありますが、女性バイヤーや女性主任も現場にはいます。体力より「向いているかどうか」の方が重要です。

Q. 年齢を重ねてもスーパーの仕事は続けられますか?

続けられます。スーパーのパートさんには年配の方が多く、長く元気に働いている方がたくさんいます。正社員でも、管理職やバイヤーになれば体力勝負の部分は減っていきます。

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まとめ|きつさを知った上で、それでも選べる仕事

スーパーへの転職を判断する、一番正直な基準

スーパーの仕事にきつい部分があることは正直に認めます。でも「3K」という情報の多くは古いか、環境を間違えた人の話です。

きつさの種類は部門によって違いますし、体は慣れます。そして「食いっぱぐれない」「結果が数字に出る」「スキルが積み上がる」という続けられる理由も、現場には確実にあります。

きつさを知った上で「それでも働いてみたい」と思えるかどうか。それがスーパーへの転職を判断する、一番正直な基準だと思います。

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