キウイの栄養は皮に2倍以上!皮ごとの食べ方と農薬の洗い方をバイヤーが解説
キウイフルーツを毎回皮を剥いて食べているなら、実はかなりもったいないことをしています。
キウイの皮には果肉の2倍以上の栄養素が含まれていて、皮ごと食べるだけで同じ1個でも栄養価がまったく変わってくるんです。
「でも皮の毛が気になる」「農薬が心配」という方も多いと思いますが、どちらもちゃんと解決できます。
キウイの販売・仕入れに20年以上携わってきたバイヤーの立場から、皮ごと食べる理由・毛の処理・おすすめの食べ方・農薬の心配の解消方法まで、まとめて解説します。
目次
キウイの栄養は皮に集中している【果肉の2倍以上】
キウイの皮にはビタミンC・ポリフェノール・食物繊維など主要な栄養素が果肉の2倍以上含まれています。皮を剥くのは栄養を捨てているのと同じです。
野菜や果物は全般的に、果肉よりも皮の部分に栄養が集中しています。キウイも同様で、皮には以下の栄養素が果肉より2倍以上含まれています。
- ビタミンC
- ポリフェノール
- クエン酸
- 食物繊維
- カリウム
- 葉酸
これだけの栄養素が皮に集中しているので、皮を剥いて捨ててしまうのは本当にもったいないんです。
バイヤー歴20年以上の現場経験からいうと、「キウイは皮ごと食べた方がいい」という話は業界では常識に近いのですが、一般的にはまだあまり知られていないな、と感じています。
種にもポリフェノールが果肉の50倍含まれているといわれているので、皮ごと丸ごと食べるのが栄養的には理想です。
キウイの皮の毛(毛じ)の取り方【流水+スポンジで簡単】
キウイの皮の毛は「毛じ(もうじ)」といいます。流水を流しながらスポンジやたわしでこすり洗いするだけで簡単に取れます。
「皮ごと食べた方がいいのはわかった。でも皮の毛が気になって…」という方が多いですよね。
あの毛は「毛じ(もうじ)」と呼ばれるもので、表面に傷がついて雑菌が繁殖したり、害虫に食べられるのを防ぐために生えています。果物が自分を守るための仕組みです。
洗い方はシンプルで、流水を流しながら、目の粗めのスポンジやたわしで表面をこすり洗いするだけでOKです。
洗う前と洗った後を比べると、毛がしっかり取れているのがわかります。特別な道具は必要ありません。普段のスポンジで十分です。
キウイを皮ごと食べるおすすめの方法2つ
皮ごと薄切りにして食べるか、皮ごとジューサーにかけるのがおすすめです。皮の酸味は思ったより気になりません。
毛を洗い落としたら、ヘタの部分だけ切り落として、あとは皮ごと食べるだけです。
①皮ごと薄切りにカット
一番手軽な食べ方です。輪切りにするだけでそのまま食べられます。
「皮の酸味が強そう」と思うかもしれませんが、実際に食べてみると思ったほど気にならない方がほとんどです。果肉の甘さと混ざって、むしろ味に深みが出る感じがしますよ。
②皮ごとジュースにする
皮ごとジューサーにかける方法もおすすめです。飲みやすく、栄養もしっかり摂れます。
「ジューサーだと栄養が壊れるのでは?」と心配される方もいますが、低速回転圧搾式のジューサーなら熱が発生しにくく、栄養素を劣化させずにジュースにできますよ。
キウイの農薬・防腐剤は心配しなくて大丈夫!その理由は?
日本に最も多く輸入されているのはニュージーランド産キウイですが、防腐剤は使用されていません。農薬については、流水+スポンジで30秒以上洗えば問題ないレベルです。
輸入キウイを皮ごと食べるとなると、「農薬や防腐剤が心配…」という方も多いと思います。正直な話をします。
まず防腐剤については、日本への輸入量が最も多いニュージーランド産キウイには使用されていません。この点は安心していただいて大丈夫です。
農薬については、ニュージーランド産でも国内産でも使用されています。ただし、流水でスポンジを使って30秒以上しっかり洗えば、残留農薬は問題ないレベルまで落とせます。
どうしてもキウイの防腐剤や農薬が気になる方へ
毛を取る洗い方と農薬を落とす洗い方は同じなので、こすり洗いをしっかりすれば一石二鳥ですが…、「それでも心配」という方は、野菜・果物専用の洗剤を使う方法もありますよ。
おすすめの洗剤は「野菜・果物用洗剤おすすめ4選|農薬・防腐剤・ウイルスも安心して洗える」で紹介しています。参考にしてみてください。
おわりに
キウイは皮ごと食べるだけで、栄養価がまったく変わります。バイヤー歴20年以上の現場でも「皮ごと食べた方がいい」は常識に近い話なのに、一般にはまだ広まっていないのが正直もったいないと感じています。
皮にはビタミンC・ポリフェノール・食物繊維・クエン酸など主要な栄養素が果肉の2倍以上。種にはポリフェノールが果肉の50倍含まれているといわれているので、丸ごと食べるのが栄養的には理想です。
毎日の食事でビタミンCを意識して摂りたい方には、サプリメントで補う方法もありますよ。
気になる皮の毛(毛じ)は、流水+スポンジのこすり洗いで簡単に取れます。農薬が心配な方も、同じ洗い方で30秒以上しっかり洗えば問題ないレベルまで落とせます。一石二鳥ですよ。
食べ方は「皮ごと薄切りカット」が一番手軽。ジュースにしたい方は、栄養素を壊さない低速回転圧搾式のジューサーがおすすめです。
皮を剥くのが当たり前になっていると思いますが、ぜひ一度皮ごと試してみてください。同じ1個のキウイでも、栄養価がまったく違いますよ。
キウイにはさまざまな品種があります。品種ごとの甘さや特徴が気になる方は「甘くて美味しいキウイフルーツ4選」や「ゼスプリ・サンゴールドとルビーレッドの違いを徹底比較」も参考にしてみてください。