シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツの違い|別の品種ということを、写真で比較しながら解説します。
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「シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツの違いって?見た目もよく似てる気がするけど、簡単な見分け方とかある?あと、どっちが甘くて美味しくて人気なのかも知りたいな。」
こんな疑問にぶどう販売歴20年以上の僕がわかりやすくお答えします。ほんと毎年必ずお客さんからいただくご質問なんですよね。
シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツの違いを、味や食感の違いまで比較写真ありでわかりやすく解説しますので、同じような疑問のある方は参考にしていただければと思います。
目次
シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツの違い|別の品種ということを写真で比較しながら解説します。
シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツはどちらも
- 種なし
- 皮ごと食べられる
- 甘い
- 緑色
なので、同じ品種(同じもの)と思っているお客さんがかなり多いのですが、じつは全く別の品種です。
その違いをわかりやすく解説していきます。
掛け合わせ
まず掛け合わせ、つまり親はそれぞれこんな感じです。
- シャインマスカット → 安芸津21号 × 白南
- 瀬戸ジャイアンツ → グザルカラー × ネオ・マスカット
正直、どれもマイナーな品種なので覚えてもあまりメリットはないですが…
見た目の違い(房/粒)
次に見た目の違いです。
わかりやすいように比較した写真がこちらです。
パッと見は似ていますが、具体的に粒を見ると違いますよね。もう少しわかりやすく比較した写真がこちらです。
- 左 → シャインマスカット
- 右 → 瀬戸ジャイアンツ
シャインマスカットはツルンとしたカタチをしていますが、瀬戸ジャイアンツは果実が少し窪んだ感じで、桃のような独特のカタチをしています。
瀬戸ジャイアンツはこのように桃みたいな独特のカタチをしていることから「桃太郎ぶどう」と呼ばれたりもします。
味の違い
次に味の違いですが、こんな感じです。
- シャインマスカット → 濃厚な甘味
- 瀬戸ジャイアンツ → さっぱりした上品な甘味
シャインマスカットの方が甘味は濃厚ですね。
食感の違い
次に、食感の違いはこんな感じです。
- シャインマスカット → 皮が“パリッ”とした歯ごたえ
- 瀬戸ジャイアンツ → 皮が“サクッ、スッと溶ける”ような感じ
ちなみに瀬戸ジャイアンツの皮はこんなに薄いです。(シャインマスカットの写真撮らないと…なんですけど 汗)
噛んだ瞬間、口の中でとろけますよ。
時期(旬|入荷時期)
それぞれの時期はこんな感じです。
- シャインマスカット → ハウス栽培のものが6月中旬以降から入荷がはじまり、10月下旬頃までが最盛期。その後も「贈答用」として人気があるので、年末までは貯蔵されたものが、量は少ないけど出回る。年明けの1月下旬頃にはほぼ終了。
- 瀬戸ジャイアンツ → ハウス栽培のものが7月中旬頃より入荷しはじめ、9月の末頃まで。シャインマスカットに比べると市場に出回る時期は短め。
どっちが美味しくて人気があるのか?
これに関しては好みもありますが、じっさいには圧倒的な知名度からシャインマスカットの方がお店では人気があります。
瀬戸ジャイアンツを見て「このシャインマスカットって美味しいよね!」みたいな感じで、緑色のぶどう=シャインマスカットと思っている方が…、正直多いですからね。
おわり
ということで、シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツの違いについて解説してみました。
途中でお話ししたように、緑色のぶどう=シャインマスカットと思っている方がとても多く、瀬戸ジャイアンツを見て(POPにまで品名を書いてるのに)シャインマスカットと思われている方が多いというのが現実ですが…
まぁ、どちらも大切な方への贈り物にして喜ばれること間違いなしの人気品種です。
本記事を読んでいただけた方は、シャインマスカットと瀬戸ジャイアンツの違いについて、お分かりいただけたかと思います 汗
以上、参考にしていただけると嬉しいです。