“蜜入り”りんご!人気の10品種を紹介|蜜入りりんごの簡単な見分け方や、甘くて美味しいりんごの選び方も解説します。
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「蜜入りのリンゴって、どんな品種があるんだろう?」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 蜜入りりんごの「人気品種」
- 蜜入りりんごの「簡単な見分け方」
- 蜜入りりんごの「保存方法や食べ方」
- 蜜入りりんごを、贈り物にしたい方へ
りんご販売歴20年以上で青果バイヤーの僕がわかりやすく紹介しますので、参考にしていただければと思います。
目次
蜜入り”りんご!人気の10品種を紹介
さっそく紹介していきます。
こうとく(高徳)/ こみつ
東光という、今ではほぼほぼ流通することのない品種から誕生したりんごです。
主な特徴は下記の通りです。
- 小ぶりなサイズが多い
- とにかく蜜が入りやすい
- 甘味が強い
- 果肉はかため
- 果汁は多くジューシー
高徳の中でも、果肉全体に蜜が入ることから命名された「こみつ」は、その甘味の強さと芳醇な香りから、贈り物としても大好評。
11月上旬~12月下旬頃まで楽しむことができますよ。
はるか
今ではほぼほぼ見かけることのない「ゴールデンデリシャス×スターキングデリシャス」から誕生した品種です。
- 黄色のりんごでは珍しく蜜が入っている
- 強い甘味の中にほのかな酸味を感じる
- 果肉はかため
- 果汁は多くジューシー
岩手県では、この「はるか」の中でも、
・糖度16度以上 ・確実に蜜入り
の条件を満たしたものは、こんな感じで「いわて純情プレミアム冬恋」というブランドで出荷していますよ。
サンふじ
サンふじのすべてに確実に蜜が入っているわけではないですが、蜜が入りやすい品種の定番中の定番ですね。
今ではほぼほぼ見かけることがない「国光×デリシャス」の掛け合わせから誕生しました。
主な特徴は下記の通りです。
- 誰もが知る定番中の定番品種
- 蜜が入りやすい
- 甘味と酸味のバランスが絶妙
- 果肉はかため
- 果汁は多くジューシー
中には確実に密が入っているものばかりを厳選して「蜜入りサンふじ」としても出荷はされていますよ。
ぐんま名月
生産量はそこまで多くないのでメインのりんごとして流通することは少ないですが、「あかぎ×ふじ」から誕生した品種です。
主な特徴は下記の通りです。
- 太陽の光に当たった部分がほんのり赤色に染まっているものもある
- 蜜が入りやすい
- 甘味が強く酸味は少なめ
- 果肉はかためではなく、サクッとした食感(やわらかくはない)
- 果汁は多くジューシー
りんご好きの方の中ではとにかく人気のある品種ですよ。
きみと
「ふじ×東光」から誕生した、蜜の入りやすい超希少なりんご「きみと」。箱を開けた瞬間、めっちゃ甘い香りがします。
ただ甘い!というよりは、爽やかな香りの甘さ!という感じで、果肉は硬め、果汁はめっちゃ多くて美味なりんご。
なかなか市場で入荷しているのを見ることもない、まさに「知る人ぞ知る」りんごですね。
北斗
「ふじ×印度」から誕生した品種です。
掛け合わせの詳細は不明ですが、ふじから誕生した品種です。
栽培量はそこまで多くはないので、あまりお店に並ぶことはないかもしれませんが、りんご好きの方の中では大絶賛の品種ですね。
主な特徴は下記の通りです。
- 蜜が入りやすい
- 甘味と酸味の両方が濃厚
- 果肉はややかため
- 果汁は溢れるくらい多く、かなりジューシー
その美味しさと生産量の少なさ(希少性)から、贈り物としても喜ばれることが多いですよ。
おいらせ
「スターキング×つがる」から誕生した、かなり珍しい希少な品種です。
主な特徴は下記の通りです。
- 霜降のような感じの蜜が入りやすい
- 爽やかな甘さと芳醇な香り
- 果肉は…、硬い時もあれば柔らかい時もある… (正直な感想)
- 果汁はそこまで多くはない
果肉と果汁については正直微妙(個人的な感想)ですが、その珍しさから贈り物として人気がありますね。
シナノホッペ
「あかね×ふじ」から誕生したりんごで、生産量は少なくけっこう希少な品種です。
主な特徴は下記の通りです。
- 甘味と酸味のバランスが絶妙
- 味は濃厚
- 果肉は硬めで、シャキシャキ食感
毎年出荷を待ちわびているお客さんも多く、歯応えのあるりんごが好きの方にとくに人気です。
スターキング(スターキングデリシャス)
「デリシャス」から誕生した(枝変わり)りんごです。
主な特徴は下記の通りです。
- 酸味が強め
- 果肉は硬めでシャキシャキ食感
- お尻の部分がデコボコしている(隆起している)
酸味が強いので、正直好き嫌いが分かれる品種です。
「酸味があって果肉の硬めのりんごが好きな方」には好評ですが、生産量が少ないので見かけることも少なくなってきました。
あいかの香り
長野県産「あいかの香り」です。
酸味が少なくて、爽やかな甘さを楽しめるりんごで、食感はサクッとしていますね。
「おいらせ」と同じように、霜降りのように蜜が入ることもある、かなり希少な品種です。
“蜜入り”りんごの簡単な見分け方
“蜜入り”りんごを、簡単に見分ける方法を紹介します。
見るべきポイントは以下の通りです。
- お尻の形と色
- 大きさと重さ
- 皮のハリとツヤ、色づき
それぞれわかりやすく解説します。
①お尻の形と色
まず見るべきポイントはお尻の形と色です。
具体的には
- 形 → 平べったい
- 色 → 黄色っぽい
このようなりんごは蜜入りの可能性が高いです。
逆に、お尻の形が尖っていて色が緑色っぽいものはまだ未熟なので選ばない方がいいです。
②大きさと重さ
次に「大きさと重さ」です。
- 大きさ → 小さめ(大きすぎるのはNG)
- 重さ → 手に持った時にずっしりと重みを感じるもの
つまり「このりんご、見た目より重いな」と感じるものは蜜入りの可能性が高いですよ。
③皮のハリとツヤ、色づき
そして「皮のハリとツヤ、色づき」を見ます。
- 皮のハリとツヤ → しっかりとしたハリとツヤがある
- 色づき → よく色づいている
このようなりんごは蜜入りの可能性が高いです。
ですが、太陽の光をたっぷり浴びて育った“葉取らずりんご”や、間違いなく蜜の入っている「こみつ」は色づきが悪かったり(まだらだったり)しますので、一概には言えないですね。
これらが蜜入りりんごを見分ける時のポイントになります。
ちなみに、「そもそもりんごの蜜の正体って何?」という疑問については「りんごの蜜の正体は何? なぜ入る? 甘い? 消えることはある? 保存方法は?」でわかりやすく解説していますので参考にしてみてください。
蜜入りりんごの「保存方法や食べ方」
答えは上の写真(こみつの箱に記載)の通りで、
- 保存方法 → ポリ袋に入れて冷蔵庫で保管する
- 食べ方 → 輪切りにして食べる
になります。
保存方法 → ポリ袋に入れて冷蔵庫で保管
常温で保存すると蜜が果肉に吸収されやすく、消えて見えなくなりますので、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存することで、少しでもそれを防ぐことができます。
食べ方 → 輪切りにして食べる
5ミリくらいの厚さに輪切りにすると、より一層“蜜”を目で見ながら食べられますので楽しいですよ。(皮つきのまま食べると栄養的にもGOODです!)」
【マル秘】甘くて美味しいりんごを選ぶ方法
じつは「お客さんには教えない、甘くて美味しいりんごを選ぶマル秘テクニック」があります。
そのテクニックは以下の通りです。
- りんごを指でピンと弾いて、澄んだ音がするものを選ぶ
理由は「澄んだ音がする = 果肉が締まっている = 美味しいりんご」だからです。
そして、お客さんにこの方法を教えない理由は「売場のりんごを手加減なしで指で弾かれまくると、りんごが痛んでしまうから」です。
中にはりんごを指で弾いてる人を見たことがある方もいるかもしれませんが、その方はこの方法を知ってる人ですよ。
あと以下のツイートも参考にしてみてください。
https://twitter.com/POWEREDby_Kochi/status/1762804375209271518?t=9YmzvSLecJbPa-Z3hgK0_Q&s=19
“甘くておいしい”りんご🍎を選ぶコツは、お尻を見て ✅黄色っぽいもの ✅平べったいもの そして、 ✅軸が太いもの ✅ずっりし重いもの を選ぶといいですよ。栄養たっぷりで完熟している証拠です。 さらに、透き通った感じになっているものは、蜜が入っている可能性が高いですよ😉
「りんご(蜜入り)の贈り物、どれが人気でおすすめ?」と悩んでいる方へ
「密入りのりんごを贈り物にしたいけと、どれが人気でおすすめ?」というご質問を、お店でお客さんからいただくことがよくあります。
間違いなく蜜の入ったりんごを贈りたいのであれば、『こみつ』一択ですね。
こんな感じです。
間違いなく蜜が入っていますので、安心してお客さんにおすすめできますし、小箱に入っていますので贈り物(ギフト)として毎年かなりの人気がありますよ。