干し柿とあんぽ柿の違いを解説|どっちが高級で贈り物に人気なのか?にも回答

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悩む女性

「干し柿とあんぽ柿ってどう違うの?どっちが高級?贈り物に人気があるのはどっちかな?」

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 干し柿とあんぽ柿の具体的な違い
  • どちらが高級で贈り物として人気があるのか
  • 美味しい食べ方(レシピ)

果物販売歴20年以上で青果バイヤーの僕がわかりやすくお答えしますので、参考にしていただければと思います。

※手っ取り早く「人気で売れている干し柿・あんぽ柿の種類」が知りたい方は、「【厳選】美味しい干し柿(ころ柿・あんぽ柿)人気ランキング7選【贈答にもおすすめ】」を参考にしていただければと思います。

干し柿とあんぽ柿の具体的な違い

干し柿とあんぽ柿の具体的な違い

干し柿とあんぽ柿の具体的な違いは「作り方の違い」によるものです。

以下でわかりやすく解説します。

作り方

干し柿とあんぽ柿の違い(作り方)

大まかに説明すると、以下の通りです。

  • 干し柿 → ただ単に干して乾燥させ渋を抜く
  • あんぽ柿 → 硫黄(温泉の)で燻して渋を抜いて、そのあと軽く干して乾燥させる(半乾き)

この作り方の違いが、干し柿とあんぽ柿の特徴の大きな差を生み出します。

水分の含有量

一番の違いが含まれている水分量で、以下のような感じです。

  • 干し柿 → 約20~30%
  • あんぽ柿 → 約50%干し柿

干し柿は乾燥されることだけで渋を抜いていますが、あんぽ柿は先に硫黄で渋を抜いていることでこの差が生まれます。

見た目

必然的に見た目も明らかに違います。

  • 干し柿 → あんぽ柿に比べて黒っぽく、表面に白い粉のようなものが吹くことが多い
  • あんぽ柿 → 鮮やかな柿色(オレンジ色)でみずみずしい

果肉や食感

上記の違いは、果肉や食感に大きな差を生みます。

  • 干し柿→あんぽ柿に比べて皮も中身も硬め(いいように言えば甘味が凝縮されている)
  • あんぽ柿 → 皮も中身も干し柿より柔らかく、トロリとしたゼリーのような食感

こんな感じですね。

これらが「干し柿とあんぽ柿の違い」になります。

美味しくて毎年人気のある干し柿・あんぽ柿は「【厳選】美味しい干し柿(ころ柿・あんぽ柿)人気ランキング7選【贈答にもおすすめ】」で紹介していますので、参考にしてみてください。

「あんぽ柿」の名前の由来

「あんぽ柿」の名前の由来

「あんぽ柿って、なぜ“あんぽ柿”って言うの?」というご質問をお客さんからいただくことがあります。

答え、つまり「あんぽ柿の名前の由来」は以下の通りです。

  • 江戸時代の頃、甘い柿を天日干しにして(乾燥させて)作ったものを「甘干し柿(あまほしがき)」と呼んでいた
  • 「甘干し柿(あまほしがき)」の発音が変化&簡略化されて「あんぽがき」になり、その後「あんぽ柿」という呼び方で定着した

ちなみに「あんぽ柿」の原材料として使われている柿は、「平核無柿(平種なし柿)」「蜂屋柿(はちやかき)」の2品種が多いですよ。

干し柿とあんぽ柿、どっちが高級で贈り物にして喜ばれる?

干し柿とあんぽ柿、どっちが高級で贈り物にして喜ばれる?

「干し柿とあんぽ柿はどっちが高級で贈り物に喜ばれるの?」というご質問をお店でもいただくことがありますが、答えは以下の通りです。

  • どちらが高級ということはなく、お客様の好みによる。
  • ご年配の方には柔らかいあんぽ柿を贈った方が食べやすいので喜ばれるかも。

「あんぽ柿は干し柿の硬さが苦手な方でも食べやすい」というのがポイントです。

お店で人気があっておすすめの干し柿(ころ柿・あんぽ柿)は「【厳選】美味しい干し柿(ころ柿・あんぽ柿)人気ランキング7選!贈り物にもおすすめ」で紹介しています。

また「欲しい干し柿・あんぽ柿が近くのお店にない」「大切な方に贈りたいけど、どこで買えばいいのかわからない」という方は、国内で約90店舗を展開している、国内NO.1規模の青果専門店「九州屋plus+」を覗いてみてください。プロのバイヤーが目利きしたいろいろな干し柿・あんぽ柿も取り揃えてくれていますよ。
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干し柿・あんぽ柿の美味しい食べ方(レシピ)

美味しい食べ方(レシピ)

干し柿・あんぽ柿はそのまま食べるのが美味しいですが、それ以外の食べ方(調理方法)が知りたい方は、レシピの王様cookpadを参考にしてみてくださいね。

おわり

おわりに

ということで、干し柿とあんぽ柿の違いについてでした。

それぞれの特徴をわかりやすくまとめると以下の通りです。

干し柿

ただ単に干して乾燥させ渋を抜く
→あんぽ柿に比べると皮が硬く、水分量は少ない(20~30%)
→皮も中身もあんぽ柿よりも硬めの食感(甘味が凝縮)
見た目:黒っぽく、表面に白い粉のようなものが吹いている場合が多い

あんぽ柿

硫黄(温泉の)で燻して渋を抜いて、そのあと軽く干して乾燥させる(半乾き)
→水分量が干し柿より多い(含有量:約50%)
→皮は干し柿よりも柔らかく、中身はトロリとしたゼリーのような食感
見た目:鮮やかな柿色(オレンジ色)でみずみずしい

そして「どちらが高級で贈り物として喜ばれるのか?」については

  • どっちが高級というわけではない
  • 見た目や食感による、お客さんの好みによる
  • ご年配の方には柔らかいあんぽ柿を贈った方が食べやすいので喜ばれるかも

が答えになります。

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