アメリカンチェリーの品種別特徴と、国産さくらんぼとの違いを徹底比較!
悩む女性
「アメリカンチェリーって、色がすごく濃い時もあれば、白っぽくて薄い時もあるけど、品種が違ったりするの?」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- アメリカンチェリーの特徴(国産さくらんぼとの違い)
- アメリカンチェリーの主な品種
アメリカンチェリー販売歴20年以上の僕が、わかりやすく解説しますので、参考にしていただけると嬉しいです。
アメリカンチェリーの特徴(国産さくらんぼとの違い)
アメリカンチェリーの特徴ですが、わかりやすいように「国産さくらんぼに比べて」で解説すると、以下の通りです。
- 粒が大きい
- 果肉はかためで、歯ごたえがしっかりしている
- 色が濃く、果肉まで赤い
- 味が濃い
(※以下で紹介しますが、色が薄い品種もあります。)
アメリカンチェリーの主な品種【アメリカンチェリー:総称】
アメリカンチェリーは「品種」と思われていることが多いですが、じつは「アメリカから輸入されてくるサクランボの総称」になります。
アメリカから輸入されてくるさくらんぼ(つまり、アメリカンチェリー)にはいくつかの品種があって、日本に輸入されてくる品種は主に以下の2つになります。
- ビング
- レーニア
(※その他「ブルックス」「コーラル」「ツラーレ」「シェラン」「レジーナ」「スイートハート」などの品種がありますが、ほぼほぼ日本の市場に流通することなないです。)
ビング(ビング種)
一番多く輸入されてくるアメリカンチェリーで、色が濃く「これぞアメリカンチェリー」というものです。
色がとても濃いことから、「ダークチェリー」と呼ばれたりもします。
お店で見かけるアメリカンチェリーのほぼ9割以上は、このビングで、特徴はまさに先ほども紹介した通りです。糖度を計測した時には「23度」というものもありましたよ。
レーニア(レーニア種)
上記のビングに続いて多く輸入されるアメリカンチェリーが「レーニア」です。
レーニアはビングと違って、「色は薄め、味も国産さくらんぼに近い」です。
※これが「色がすごく濃い時もあれば、白っぽくて薄い時もあるけど、品種が違ったりするの?」の答えになります。
レーニアの特徴は以下の通りです。
- ビングに比べて色が薄い
- 果肉の色は淡黄色
- 果肉はビングに比べてると柔らかい
- 味は、酸味は少なく甘みが強い
国産さくらんぼに似ていますね。
※果肉が柔らいので生育や輸送がむずかしく、ビングに比べるとやや高価なことが多いです。日本人の味覚にはビングよりもレーニアの方が合っていますが、アメリカンチェリーとして人気があるのはビングになります。
おわりに
アメリカンチェリーの品種と特徴(国産さくらんぼとの違い)についてでした。
6月中旬頃になると、日本では「佐藤錦」を中心にさまざまな品種が出回り、「国産さくらんぼ」「アメリカンチェリー」どちらも楽しむことができるようになります、
本記事が少しでも、さくらんぼシーズンを楽しむお役に立つことができると嬉しいです。
アメリカンチェリーをお店で見かけたら、「ビングかな?レーニアかな?」などと、本記事を思い出していただければと思います。