七草粥とは?|食べる日や意味、手軽な作り方を解説
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悩む女性
「七草粥はいつ(どのタイミングで)食べるのが正解?食べる理由って何?」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 七草粥を食べる日(タイミング)
- 七草粥を食べる理由(意味)
- 春の七草の種類
- 七草粥の簡単な作り方
青果バイヤー歴20年以上の僕が、江戸時代から続いている日本の良き風習「春の七草(七草粥)」についてわかりやすく解説します。
参考にしていただけると嬉しいです。
七草粥を食べる日(タイミング)
七草粥を食べる日(タイミング)は「1月7日の朝に食べる」のが正解です。
- 前日の(1月6日)夜は新年に初めて爪を切る日(この日だけは夜に切る)
- 家族が集まってまな板の上にろうそくを立て、まな板の上で「唐土の鳥が日本の国に渡らん先に、七草叩いてトントントン、トントントン♪」と歌いながら七草を包丁の背でを叩いて細かくする
- 細かく切った七草を爪に塗ってから切る(七草粥にするものとは別で)
- 翌日の朝(7日の朝)に七草粥を食べる
上記が「昔から続いている七草粥の風習」です。
「七草を塗って爪をやわらかくしてから切ると、その年は風邪を引かない」と言われているんですよね。
七草粥を食べる理由(意味)
七草をお粥にして食べる意味(理由)は、「一年の無病息災を願う」です。
具体的には以下の通りです。
- お正月のご馳走で疲れてしまった胃腸をいたわり、健康にいい野菜をちょっと塩味のお粥で食べることで、その年の一年の無病息災を願う
昔の人の知恵を感じますね。
春の七草の種類
春の七草の種類は、以下の7つになります。
- せり(芹):水辺の山菜
- なずな(薺):いわゆるペンペン草
- ごぎょう(御形):母子草(ははこぐさ)
- はこべら(繁縷):ナデシコ科の越年草
- ほとけのざ(仏の座):キク科のコオニタビラコ
- すずな(菘):要するに「かぶ」
- すずしろ(蘿蔔):大根のこと
短歌のリズム(五・七・五・七・七)で覚えると、思い出しやすく忘れにくいですよ。
さいごに「これぞ七草♪」をつけるのがポイントですね。
七草粥の作り方は簡単
「七草粥ってどうやって作るの?」とお客さんに聞かれることがありますが、作り方は簡単で以下の通りです。
- 七草をみじん切りにして湯通しする
- 湯通しした七草をお粥に入れ、少量の塩をふりかける
山菜の風味を楽しむことができますよ。
おわり
ということで、七草粥(春の七草)についてでした。
日本の古きよき風習、大切にしていきたいですね。
ちなみに、スーパーなどでは年明けすぐ(元旦や2日から)七草セットを販売しているお店も多いですが、正直そのタイミングで買うのは早すぎます。
6日の夜に爪を切って7日の朝に七草粥を食べるので、あまり早く買ってしまうと傷むだけですからね。
買うのは直前の5日か6日に新鮮なものを選んで買う方がいいですし、鮮度や売り切れが心配な方はこんな感じのフリーズドライを使うといいですよ。
以上、参考にしていただけると嬉しいです。