【りんごの皮】ベタベタする原因はワックスや農薬ではない/問題なく食べれます。【洗い方も解説】
悩む女性
「りんごの皮がベタベタ(ぬるぬる)して油っこい時があるけど、原因は何?栄養豊富な皮ごと食べたいけど、ワックスや農薬だったらイヤだな。洗ったら問題なく食べられる?洗ってもなかなか取れなくて、手までベタベタになるけど、何かいい洗い方ない?」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- りんごの皮のベタベタの原因(油あがり)
- 「油あがり」になりやすい品種
- 簡単な洗い方
りんご販売歴20年以上の僕がわかりやすく解説しますので、参考にしていただけると嬉しいです。
りんごの皮がベタベタする原因
原因は、農薬やワックスではなく「油あがり」
よく「りんごの皮がベタベタしているのは農薬やワックス」と言われたりしますが、それは間違いで、りんご自体から染み出してきたロウ物質でベタベタする「油あがり」という状態です。
りんごは熟してくるとリノール酸やオレイン酸が増えてきて、それらが皮に含まれているブルームと呼ばれるロウ物質を溶かすことによって、皮がベタベタになるわけです。
つまり、りんご自身が乾燥するのを防いで鮮度を保とうとしている状態です。
決して「農薬がついている」や「ワックスを塗ってキレイに魅せようとしている」ではないですよ。
皮ごと食べても問題なし
キレイに洗えば何の問題もなく、皮ごと食べられます。
「りんごの皮がベタベタぬるぬるしている = 完熟してる証拠」ですからね。
とはいえ「油あがり=完熟」なので、あまり日にちを置くと食感が悪くなりますので、早めに食べることをおすすめします。
「油あがり」になりやすい品種
りんごには、「油あがり」になりにくい品種と、なりやすい品種があります。
とくになりやすい品種は、以下の通りです。
- ジョナゴールド
- つがる
「ふじ」や「王林」では見たことがないですね。
ベタベタ(油あがり)の洗い方
流水で洗い流すだけではなかなか取れず、しかも手までベタベタになるのでイヤですよね。
そんな時は、以下の方法がおすすめです。
- 短時間だけサッと熱湯にくぐらせる
- 野菜や果物をキレイに洗うための洗剤使う
「農薬や汚れを確実にキレイに洗い落としたい」という方は洗剤の方がいいですね。
おすすめの洗剤は「野菜/果物用洗剤おすすめ4選【残留農薬・防腐剤・ウイルス除去に】」で紹介していますので、参考にしてみてください。
おわり
最後にポイントをまとめると以下の通りです。
- りんごの皮のベタベタの正体は、りんご自身から染み出しているロウ物質(油あがり)
- 油あがりは、りんご自身が鮮度を保ったり乾燥するのを防ぐために出してるもので、完熟している証拠
- 油あがりの洗い方は、「短時間だけサッと熱湯にくぐらせる」か「野菜や果物をキレイに洗うための洗剤を使って洗う」でOK
以上、参考にしていただけると嬉しいです。
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