核割れ|桃の中が空洞で茶色く変色して、カビが生える原因を解説
心配な女性
「桃の中が茶色くなって空洞でカビが生えてる。種も割れてるし、原因は? 食べても大丈夫なの?」
こういった疑問にお答えします。
本記事を書いている僕は桃販売歴20年以上で、何度もそのような状態になっている桃を目にしてきました。(その時に撮影したのが冒頭の写真です)
- 桃の中が空洞になっていて茶色く変色し、カビが生える原因
- 購入する前に見抜く方法
- 食べても大丈夫なのか?
をわかりやすく解説しますので、参考にしていただければと思います。
桃の中が空洞になっていて茶色く変色し、カビが生える原因
桃の中が空洞で茶色く変色しカビが生えている状態、これは「核割れ」といって、成熟した果実の中で種の部分(核)が割れている状態(生理現象)です。
このようになる原因は「果実が急激に大きく育ってしまった時に、種(核)の成長が追い付かず、果肉の膨らみに引っ張られて種が割れてしまって空洞になる」です。
果実が急激に大きくなってしまう原因は、以下の通りです。
- 雨が多い
- 木に成っている果実の数が少なく栄養が一気に集中
空洞の中に雨水などが入って茶色く変色し、そしてカビが生えてしまったわけです。
とくに、梅雨の時期には核割れの桃が出やすくなりますので要注意です。
核割れしている桃の見分け方
できれば核割れしている桃は買いたくないですよね。
以下のような桃は核割れしている可能性がありますので、注意してください。
- 穴が空いてる
- 果実のカタチが異常に変形している
わかりやすいように、核割れしている桃を撮影したのが上の写真です。このように(とくに枝のついていた方)穴が空いている場合、ほぼほぼ核割れしていますので避けた方がいいです。
また、果実のカタチが異常に変形している場合も核割れの可能性が高く、とくに「横長の形の桃は核割れしているものが多い」かなと経験上思います。
少しの割れ(穴)でも要注意
ちなみに上の写真のように少しの割れ(穴)がある場合も避けた方がいいです。
種の周りにカビが発生していることが多いですからね。切ってきた時の写真がこちらです。
桃の上下を見て、少しでも穴が開いている場合は買うのを避けた方がいいということです。
甘くて美味しい桃の選び方(見分け方)
ちなみに、カタチも踏まえて「甘くて美味しい桃の選び方(見分け方)」を、以下の記事でわかりやすく解説しますので参考にしてみてくださいね。
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核割れの桃は食べても大丈夫?
もし購入した桃が核割れしてしまっていた場合、食べても大丈夫なのか?
果肉の部分に傷みがあったり、カビが生えていなければ食べても大丈夫です。
が、核割れになっている桃は味が薄くて水っぽい感じがしますのであまり美味しくないです。できれば購入したお店に連絡をして交換してもらいましょう。
おわり
ということで、「桃の中が空洞で茶色く変色し、カビが生えてる原因」についてでした。
せっかく購入して食べるのであれば、核割れの桃は少しでも避けたいですよね。
- 穴が空いてる
- 果実のカタチが異常に変形している
このような桃はやめておきましょう。
本記事が少しでも、美味しい桃を食べるためのお役に立てば嬉しいです。
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