シャインマスカットの皮に茶色のシミ/原因は?/食べても大丈夫?

シャインマスカットの皮に茶色いシミのようなものがあるけど…、食べても大丈夫なのかな?
あまり見た目がよろしくないけど、原因は何なんだろう?
こういった疑問にお答えします。
僕自身、シャインマスカット販売歴20年以上ですが、何度もそのような症状のシャインマスカットを見たことがあります。
そして、その原因についてぶどう生産者の方に質問をしたこともあります。
その経験に基づいてお話ししますので、参考にしていただければと思います。
シャインマスカットの皮に茶色のシミ/原因は?
具体的にどのようなシミなのか?
記事冒頭の写真のような感じですが、さらにわかりやすくアップして撮影したものがこちらです。
あまり見た目がよろしくないですよね( ̄▽ ̄;)
このシャインマスカットの皮の茶色いシミが出来る原因は、生産者の方に質問した結果いろいろなパターンがあるのですが、今回の写真の茶色のシミは「かすり症」という状態です。
かすり症というのは、
・カルシウムなどの栄養素が不足気味
・急激な気温変化
これらのことが原因で起こる症状です。
その他にも「スレ傷のような茶色いシミ(痕)」がある場合は、雨や強風などの影響によって葉が擦れてしまい、その結果として皮にキズが残ってしまうことが原因です。
かすり症やスレ傷痕の茶色いシミ、食べても大丈夫なのかな?
シャインマスカットは皮ごと食べられるぶどうですが、かすり症やスレ傷による茶色いシミがある場合、食べても大丈夫なのかと心配になりますよね。
それに対する答えは下記の通りです。
かすり症は皮の色の変化で、スレ傷は傷痕だけですので、問題なしです。
しかも実際、このようにギフトとしても販売されているシャインマスカットでも“訳あり”と記載されている場合は「かすり症」や「スレ傷の痕」が含まれていることもありますからね。
かすり症のシャインマスカットは「栄養素が不足=あまり美味しくない」と思いがちですが…、過去に何度も食べてきた結果、メチャメチャ甘くて美味しことが多いです(・・;)
【注意】食べない方がいいシミもあります…
上記で、かすり症やスリ傷による茶色のシミの場合は皮ごと食べても問題なしとお話ししましたが、そもそもそのシャインマスカット自体を食べない方がいいシミ(痕)もあります。
それは下記の通りです。
・べと病:白い斑点のような模様が斑についている
・黒とう病:黒いシミが斑についている
・灰色かび病:溶けたようなシミになっている
・ブドウヒメハダニ:ダニがたくさん付着している/茶色く褐色したり腐ったようになっている
など
つまり、病害虫ですね。
正直、これらの状態になっているシャインマスカットは基本的に市場に入荷してくることはないですし、もし入荷してきても仕入れることはありませんので、実際にお店で写真撮影は出来ていませんが、上記のような特徴のあるぶどうは食べない方がいいです。
つまり、「かすり症」や「スレ傷」以外のシミがあるものについては食べない方がいいですよ。
おわり
以上、「シャインマスカットの皮の茶色いシミ」についてお話ししました。
参考にしていただけると幸いです_(..)_
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