甘くて美味しい桃の簡単な見分け方|目利き9つのポイントを解説

野菜果物

「甘くて美味しい桃の、簡単な見分け方(選び方)が知りたい。」

こんな疑問にお答えします。

[美味しい桃の見分け方] [甘い桃の見分け方]などと調べても、いろいろな情報があって「よくわからない…」となる方も多いと思います。

そこで本記事では、桃の販売歴20年以上で青果バイヤーの僕が、「市場で仕入れをする時に、甘くて美味しい桃を選んでいる目利きの方法」を紹介します。

わかりやすくポイントをまとめて解説しますので、参考にしていただければと思います。

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甘くて美味しい桃の簡単な見分け方|目利き9つのポイントを解説

甘くて美味しい桃の簡単な見分け方|目利き9つのポイントを解説

さっそく、甘くて美味しい桃を簡単に見分ける(選ぶ)方法、つまり目利きのポイントを紹介します。

以下の通りです。

  • 縫合線(割れ目)を中心に、左右がふっくら対称になっている
  • 形がなるべく真ん丸
  • (果皮に)産毛がしっかり残っていている
  • 全体に着色していて、枝の部分までしっかり色づいている
  • 果肉の下側の色が、緑色ではなく白みがかっている
  • 薄いピンク色よりも、赤みが強く(濃く)て鮮やかな色をしている
  • 果皮表面に“果点”がある
  • 甘い香りがする
  • 持った時に、ずっしりと重みを感じる

これ、保存版ですよ。

さらに、それぞれを掘り下げて解説していきますね。

縫合線(割れ目)を中心に、左右がふっくら対称になっている

甘くて美味しい桃の選び方|縫合線(割れ目)を中心に、左右がふっくら対称になっている

縫合線(割れ目)を中心に左右が対称でふっくらしているものがいいですね。

理由は、「左右対称ではない変なカタチをしている桃は、成長の途中で何かしらの障害が出た可能性があるので、味が安定しない場合があるから」です。

やはり順調に育った方が美味しさも安定しますからね。

縫合線(割れ目)の深さは、甘さに関係なし

甘い桃の見分け方|縫合線(割れ目)の深さは、甘さに関係なし

以前に生産者の方から、「縫合線(割れ目)が浅めの方が甘いよ」と聞いたことがあるのですが…、気になって何度も糖度を計測した結果、ぶっちゃけ「浅い=甘い」「深い=甘くない」ではないです。

形がなるべく真ん丸なもの

甘くて美味しい桃の選び方|形がなるべく真ん丸なもの

なかなか完璧なものはないですが、なるべくカタチが丸い方がいいですね。

なぜかというと、食べた部分によって味が濃かったり薄かったりすることがないからです。

産毛がしっかり残っている

甘くて美味しい桃の選び方|産毛がしっかり残っている

上記の写真のような感じで、表面に産毛が残っている方がいいです。

なぜかというと、それだけ「新鮮」だからです。

全体に着色していて、枝の部分までしっかり色づいている

甘くて美味しい桃の選び方|全体に着色していて、枝の部分までしっかり色づいている

上記の写真のように、しっかり枝の方まで色づいているものがいいです。(写真の白い部分は枝があった部分です)

理由は、「しっかり全体的に太陽の光をたっぷり浴びているから」です。

下側の色が白みがかっているもの

太陽の光が当たって赤くなっているところ以外が、緑色っぽくなく白みがかっているものということです。

理由は以下の通りです。

  • 緑色っぽい → 未熟
  • 白みがかっている → 熟している

熟している方が甘くて美味しいですからね。

薄いピンク色よりも赤みが強く(濃く)、鮮やかな色のもの

甘くて美味しい桃の選び方|薄いピンク色よりも赤みが強く(濃く)、鮮やかな色のもの

これは上記の同じような理由ですが、それだけ太陽の光をたっぷり浴びて、しかも、しっかりと熟してから収穫されているからです。

色の薄い桃よりも明らかに甘くて美味しいですよ。(白桃の場合であれば、白い色が鮮やかなものを選べばOKです。)

果皮表面に果点があるもの

甘い桃の見分け方|果皮表面に果点があるもの

じつはこれがかなりのポイントです。

果点とは「果皮の表面にある白いそばかすのように見える斑点のこと」で、見た目はあまりよくないかもしれませんが、果点があるのは美味しい証拠です。

なぜかというと、「桃が樹上で太陽の光をたっぷり浴びる→養分が果実全体にしっかりいきわたってパンパンになる→皮に亀裂が入る→これが果点になる」からです。

なので、果点が果皮表面全体に散らばっていればいるほど甘くて美味しいですよ。

甘い香りがするもの

甘い桃の見分け方|甘い香りがするもの

当たり前と言えば当たり前ですが、「甘い香りがする = 甘い」ですからね。

ずっしりと重たいもの

同じ大きさのものであれば、また、その大きさにしてはズッシリと重みを感じる方の桃が美味しいですね。

理由は、「重たい=それだけ果汁をたっぷり含んでいる」からです。

これはどんな果物にも共通して言えることですよ。

おわり

おわりに

ということで、甘くて美味しい桃の簡単な見分け方(目利きのポイント)でした。

あらためて紹介すると、以下の通りです。

  • 縫合線(割れ目)を中心に、左右がふっくら対称になっている
  • 形がなるべく真ん丸
  • (果皮に)産毛がしっかり残っていている
  • 全体に着色していて、枝の部分までしっかり色づいている
  • 果肉の下側の色が、緑色ではなく白みがかっている
  • 薄いピンク色よりも、赤みが強く(濃く)て鮮やかな色をしている
  • 果皮表面に“果点”がある
  • 甘い香りがする
  • 持った時に、ずっしりと重みを感じる

桃を買う時に、参考にしてみてくださいね。

以上になります。

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