客単価を賢く上げるための、一点単価を上げる方法|勘違いしやすい注意点も解説
「客単価を上げる」ための1点単価を上げる方法【勘違い要注意】というテーマで今回はお話ししようと思います。
以前の記事【売上の仕組み/構造】売上を伸ばすための3要素と5つの方法を解説で、「短期間で売上を上げるためには、まずは客単価を上げよう」という内容のお話をしたのですが、お店でちょっと勘違いをしてしまった人がいるんですよね。
そこで補足説明の意味も込めて「客単価を上げる時の1点単価を上げる方法(考え方)」を解説します。
(「そもそも内容がよくわかっていない…」という方は、先に【売上の仕組み/構造】売上を伸ばすための3要素と5つの方法を解説をご覧いただけたらと思います。)
目次
「客単価を上げる」のありがちな勘違い|一点単価の捉え方
どのような勘違いをしてしまったのかというと、ただ単に何でもかんでも売価を上げて高くしてしまった(値上げをした)」、つまり、「客単価=1点単価×買上点数」なのですが、この一点単価を上げることを、単純に売価を上げる(高く売る)と勘違いしてしまったわけです。
これは完全に勘違いで、計算式上は客単価は上がりますが、これをしてしまうと「このお店は何でも高い」ということになってしまい、どんどん客離れの状態になって商売が衰退してしまいます。買上点数は落ちるし客数は減るし、売上も利益もガタ落ちです。
賢く客単価を上げるための、一点単価を上げる方法(考え方)
では具体的にどのようにして1点単価を上げればいいのか?
その方法は下記の通りです。
- 質を上げる
- 値打ちを上げる
- 定番と徳用(得用)の併売をする
それぞれ掘り下げて解説します。
質を上げる
具体的には、
- 商品の等級(グレード・品質)を上げる
- 鮮度基準を上げる
- 差別化商品を増やす
などです。
値打ちを上げる
上記の質を上げるも含みますが、「この商品でこの値段なら値打ちがある」や「このボリュームでこの値段ならかなりお得」などと思ってもらえる商品を展開していくことです。
定番と徳用(得用)の併売をする
たとえば、とうもろこしだと
・1本158円 ・3本入パック398円
を併売して、「まとめ買いがお得」という商品を展開をしていくことです。
このようにして「お客さんに値打ちを感じてもらいつつ売価が上がる状態」、これがポイントです。普段からこの思考法で販売するクセをつけておくと、必然的に売上が上がるサイクルに入ることができますよ。
おわりに
ということで「客単価を賢く上げるための、一点単価を上げる方法|勘違いしやすい注意点も解説」というテーマでお話ししましたが、いかがでしたか?
「客単価を上げる=ただ単に売価を上げる(高く売る)」は、じつは結構ある勘違いなのですが、それは商売を衰退させるだけですので、くれぐれも注意してください。賢く一点単価を上げ、そして客単価を上げていくためには、「この商品でこの値段は値打ちがある」をいかに展開するかですよ。