国産レモンの時期はいつ? 皮ごと使う場合、農薬や防腐剤は大丈夫? に回答
悩む女性
「国産レモンの時期(旬)っていつ頃?皮ごと使いたいから国産を買ってるけど、国産レモンの農薬やワックスって実際どうなの?」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 国産レモンの時期
- 国産レモンの農薬やワックスの使用状況
本記事を書いている僕は、野菜・果物販売歴20年以上ですが、上記のご質問は、毎年のようにお客さんからいただきます。
そこで本記事では、その答えをわかりやすく解説します。
参考にしていただけると嬉しいです。
国産レモンの時期
国産レモンの時期(旬)は冬で、市場によく出回る時期は、毎年10月~5月くらいになり、もう少し掘り下げると以下のような感じになります。
- 10月~12月頃に入荷 → 緑色のグリーンレモン
- 12月~5月頃に入荷 → 黄色く色づいたレモン
6月~7月頃は少ないですが、ハウス栽培のレモンも入荷あり
たとえば、以下のような「高知県産グリーンレモン」です。
年々ハウス栽培も増えてきており、通年国産レモンが出回るように生産者の方が頑張ってくれているという状態ですね。
毎年2月頃になると黄色く色づいたレモンの入荷が多くなってきて、相場も安定します。
ちなみに以下の写真は、2月中旬頃の和歌山県産レモンです。
国産レモンの少ない時期は、アメリカ産やチリ産の輸入レモンがメインに
とくにチリ(産)は南半球にあり、日本とは季節が真逆なので、国産レモンがほぼない時期が逆に旬になります。
農薬や防腐剤は大丈夫?
「皮ごと食べる」「皮を使ってお菓子などを作る」場合、いくら国産でも農薬や防腐剤が気になる方は多いと思います。
答えは以下の通りです。
- 輸入レモンのような表示義務のある防腐剤は使用されていない
- 農薬については、国が定めた基準値内では使用されている(完全に農薬を使用せず栽培したもの以外は)
たまにレモンの皮に白い粉のようなものが付着していて、「これ、ワックスじゃないの?」とご質問をいただくことがあります。
その白い粉の正体は「ワックスブルーム」といって、レモン自身が害虫や乾燥、紫外線などから自分を守るために分泌している成分です。
人工的に塗布したものではなく天然の成分なので、農薬を使わずに栽培されたレモンにも付着していますよ。
国産レモンでも、使う前にはキレイに洗いましょう
- 国産レモンであっても、使う前にはキチンと洗った方がいい
これが最適解です。
理由は、防腐剤やワックスは使われていなくても、農薬や汚れなどは付着している可能性はあるからです。
キチンと洗う方法は「【保存版】野菜や果物の農薬・防腐剤除去の方法【栄養豊富な皮ごと食べるためにも】」でわかりやすく解説しています。
また、「手っ取り早く確実に農薬を洗い落とす方法ないの?」という方は野菜・果物用おすすめ洗剤【残留農薬・防腐剤・ウイルス除去に】で紹介しているアイテムを使うと簡単ですよ。
おわり
ということで、「国産レモンの時期はいつ? 皮ごと使う場合、農薬や防腐剤は大丈夫?」への回答でした。
本記事が少しでも、国産レモンに対する疑問解決のお役に立つことができると嬉しいです。
ちなみに「味濃厚、果汁豊富、香り最高」みたいな美味しい国産レモンを探している方は、「【皮ごと食べれる】味濃厚で果汁が多く、香りのいい瀬戸内レモン【お菓子作りにも安心安全】」を参考にしてみてください。
そのレベルの高さに、ファンになること間違いなしですよ。
以上になります。