【冬至】南瓜(かぼちゃ)を食べて、ゆず風呂に入る理由|便利なグッズも紹介
「冬至(とうじ)には南瓜(かぼちゃ)を食べて、ゆず(柚子)風呂に入る風習があるけど、理由は?そもそも冬至って何?」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 冬至とは
- 南瓜(かぼちゃ)を食べる理由
- ゆず(柚子)風呂に入る理由
野菜・果物販売歴20年以上の僕が、日本の良き風習「冬至には南瓜を食べてゆず風呂に入る」について、その理由までわかりやすくお話ししますので、参考にしていただけると嬉しいです。
目次
冬至とは
冬至は「一年の中で最も昼の時間が短く、夜の時間が長い日」、つまり「一年の中で最も日照時間が短い日」です。(逆は夏至)
その冬至には「南瓜を食べてゆず風呂に入る」という風習があります。
その理由を解説していきます。
冬至に南瓜(かぼちゃ)を食べる理由
なぜ冬至に南瓜を食べるのか?
その理由は運気を上げるためです。
昔の人は「日照時間が短い日(冬至)=太陽の力が一番弱くなる日」と考えていた → その日(冬至)を境に太陽の力が大きくなる(回復してくる・よみがえってくる)と考えていた → それと同時に、悪いことが続いていても、冬至を境に“運”も回復して上がってくると考えていた → そこで、冬至に「運盛り」として「運(ん)」が強くなるように「ん」のつくものを食べるようになった
つまり「運を呼び込もう」ということで、縁起をかつぐ意味で「ん」のつくものを食べることが風習になったわけです。
なぜ“ん”がつく食べ物はたくさんあるのに、南瓜(カボチャ)を食べるのか?
その理由は以下の通りで、
「かぼちゃ」は漢字で書くと「南瓜」 →ひらがなで読むと「なんきん」
「ん(運)」が2つもついているからです。
しかも南瓜は栄養が豊富で長期間保存できし、寒い冬に煮物にすると美味しいしいという、まさにもってこいの食べ物で、「栄養をつけて寒い冬を乗り越えよう」という昔の人の知恵ですね。
南瓜以外にも冬至の時に食べる「ん(運)」がつく野菜や果物
南瓜以外にも冬至の時に食べる「ん(運)」がつく野菜や果物としては、以下のようなものがあります。
・人参 ・大根 ・蓮根 ・銀杏 ・ニンニク ・いんげん ・ほうれん草 ・みかん ・きんかん ・りんご
冬至にゆず(柚子)風呂に入る理由
柚子風呂に入る理由は体を温めて風を引かなくするためです。
もう少し掘り下げて解説すると
・運(ん)を呼び込む前に厄払いするための禊(みそぎ) →柚子は香りが強いので邪気払いになる ・ゆず=「融通(ゆうずう)」がきく ・冬至=「湯治(とうじ)」
このような語呂合せから、冬至にはゆず風呂に入ることが風習になりました。
生のゆず(柚子)を使わなくても柚子風呂に入れる便利なアイテム
生の柚子を使わなくてもこんな便利なアイテムもあったりします。冬至以外にも、寒いに日に使えて体が温まるので便利ですよ。
おわりに
冬至に南瓜を食べて、ゆず風呂に入る理由についてお話ししました。
昔の人が考えた日本のよき風習を続けて、無病息災で運気を上げていきましょう!
以上、参考にしていただけると嬉しいです。