りんごの蜜の正体は?/りんごの蜜は甘い?/蜜入りりんごの種類は?など

今回はりんごの蜜について、
・蜜入りんごはなぜ出来る?
・りんごの蜜って甘いの?
・蜜が入っているりんごの種類って何があるの?
・蜜入りりんごの保存方法は?
・りんごの蜜って消えたりするのかな?
といった疑問に、りんご販売歴20年以上の僕が、まとめてサクッとわかりやすくお答えします(*`・ω・)ゞ
本記事を読むことでスッキリ解決しますので、参考にしていただければと思います。
それではいってみましょう~\(^^)/
りんごの蜜の正体は?/りんごの蜜ってなぜ出来る?
これは「りんごの蜜はなぜ出来るのか?」で解説した方がわかりやすいです。
少し長いですが、
→その時に葉の中のある物質(同化産物)が「ソルビトール」という甘味成分に変わる
→葉で作られたソルビトールは少しずつりんごの果実に移っていく
→ソルビトールがりんごの果実の中で「果糖」や「しょ糖」になる
→果実が完熟していくと、だんだん果実の(細胞の)中が果糖やしょ糖でいっぱいになってくる
→果実の細胞が果糖やしょ糖で飽和状態をなっても、その時点で収穫しなければソルビトールは果実に移り続ける
→果実の細胞に入りきらなくなったソルビトールは、細胞の外に溢れ出てしまう
→その溢れ出てしまったソルビトールが蓄積されたものが蜜
つまり、りんごの蜜の正体は
です。
そして、蜜の入っているりんごは完熟している証拠ですね。
りんごの蜜って甘いの?
これ、よくお店でもいただくご質問です。
ですね。
「蜜だからメチャメチャ甘い」と思われがちですが、じつは蜜自体はそうではないんですよね( ̄▽ ̄;)
なぜかというと、
(果実の細胞が飽和状態になった時点で、ソルビトールは果糖やしょ糖に変化しなくなるから)
です。つまり、
・とはいえ、ソルビトールは甘味成分なので、自然の甘味成分の爽やかな甘味は感じる
ということです。
ですが、蜜入りりんごは果糖やしょ糖がマックス状態なので甘くて美味しいですよ~。
蜜が入っているりんごの種類って何があるの?
これはお店でもよくご質問をいただきます。
りんごには、蜜の入りやすいものと入りにくいものがあるんですよね。
蜜の入りやすい種類で有名なものは
・こうとく(高徳)
・北斗
・ぐんま名月
です。
あとは、今はあまり見かけないですが、デリシャスやスターキングも蜜が入りやすい種類です。
この中でも「こうとく(高徳)」はとくに蜜が入りやすいんですよね。
その高徳の中で、確実に蜜が入っているものはブランドになっています。
それが「こみつ」です。(記事冒頭の写真もこみつ)
かなりヤバイレベルです。
この「こみつ」は
・とにかく甘くて美味しい
・小箱で入荷してくる
ことから、僕のお店でも贈り物として抜群の人気がありますよ。
喜ばれること間違いなしですからね。
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蜜入りりんごの保存方法は?
蜜入りりんごは完熟している状態ですので、なるべく早く食べた方がいいですが、
というご質問をいただくことがよくありますので、本記事でも紹介しようと思います。
です。
理由は、そうすることによって温度の変化と水分の蒸発(湿度の変化)を防ぎやすくなるからです。
りんごを長持ちさせるためには、
・低温を維持する
これがポイントです。
りんごの蜜は消えることがある?
たまに、
ということでお話をいただくことがあります。(上記のこみつでは一度もないですが)
せっかくですので、これに対する回答も本記事でお話ししようと思います。
なんですよね。
なかなかお客さんには納得していただけないこともありますが、りんごの蜜は時間の経過とともに、少しずつ果実に吸収されていくので、蜜の量がもともと少ないりんごであれば、やがて消えてしまいます。
これが現実です_(..)_
おわり
ということで、
・蜜入りんごはなぜ出来る?
・りんごの蜜って甘いの?
・蜜が入っているりんごの種類って何があるの?
・蜜入りりんごの保存方法は?
・りんごの蜜って消えたりするのかな?
に対する回答でした。
ちなみにですが、「蜜入りりんごの見分け方」については下記の記事で解説していますので、参考にしていただければと思います。
以上になります_(..)_
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