りんごの蜜の正体は何? なぜ入る? 甘い? 消えることはある? 保存方法は?

りんごの蜜の正体は何? なぜ入る? 甘い? 消えることはある? 保存方法は?

・りんごの蜜の正体って何?

・なぜ入るの?

・甘いの?

・消えることってある?

・保存方法は?

こんな疑問に、りんご販売歴20年以上で市場での仕入れもしている青果バイヤーの僕がお答えします。

順番に解説しますので参考にしていただければと思います。

りんごの蜜の正体は何? なぜ入る? 甘い? 消えることはある? 保存方法は?

正体と入る理由

りんごの蜜の正体は「ソルビトール」という甘味成分です。

とはいえ「?」の方が多いと思います。

蜜が入る理由がわかると理解しやすいです。

りんごの蜜が入る理由は以下の通りです。

りんごの葉が太陽の光を浴びて光合成をする

→ 葉の中にある物質がソルビトールに変わる

→ ソルビトールは少しずつりんごの果実に移る

→ 移ったソルビトールは果糖やしょ糖に変わる

→ 徐々に果実の細胞の中が果糖やしょ糖でいっぱいになる

→ 細胞がいっぱいになっても、その時に収穫されなければ、ソルビトールは移り続ける

→ その結果、細胞に入りきらなくなったソルビトールは細胞の外に溢れ出る

→ その溢れ出たソルビトールが蜜

つまり、りんごの果実の細胞に入りきらずに溢れ出たソルビトールがりんごの蜜の正体です。

甘さ

りんごの蜜自体はそこまで甘くはなく爽やかな甘味は感じる程度です。

なぜかというと、甘味成分ではあるけど果糖やしょ糖には変化していないからです。

蜜入りりんごは果糖やしょ糖がいっぱいなので甘くて美味しいですが、蜜自体はそこまで甘くないです。

消えることはある

たまに「蜜入りりんごと書いているから買ったのに、切ってみると入ってなかった。なぜ?」というクレームをいただくことがありますが、りんごの蜜は消えることがあります。

なぜかというと、時間の経過とともに果肉に吸収されるからです。

蜜入りであってもそもそもの量が少ないりんごについては、食べようとした時には消えていることも多々あります。

保存方法

1個ずつ新聞紙に包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておくのがベストです。

そうすることで少しでも温度や湿度の変化を防ぎ、水分の蒸発(乾燥)をおさえることができるからです。

・乾燥するのを防ぐ(湿度を保つ)

・低温を維持する

これがりんごを長持ちさせるポイントです。

蜜が入りやすいりんごの種類

りんごには、蜜の入りやすい品種と入りにくい品種があります。

蜜の入りやすい品種で有名なものは以下の通りです。

・こうとく(高徳)

・サンふじ

・はるか

・ぐんま名月

・北斗

あと今ではあまり見かけなくなりましたが、「デリシャス」や「スターキング」も入りやすいですね。

これについては以下の記事でわかりやすく紹介していますので参考にしていただければと思います。

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おわり

おわりに

ということで、「りんごの蜜の正体は何? なぜ入る? 甘い? 消えることはある? 保存方法は?」への回答でした。

ちなみに「蜜入りりんごの見分け方」については以下の記事で解説していますので、興味のある方はご覧いただければと思います。

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以上参考にしていただけると嬉しいです。