【保存版】シャインマスカットとマスカットジパングの違いをわかりやすく解説!
シャインマスカットとマスカットジパングは、名前も見た目もよく似ているけど同じもの(品種)で呼び方が違うだけ?
今回はこんな疑問に、ぶどう販売歴20年以上の僕がわかりやすくお答えします。
これはお店でもよくいただくご質問なんですよね。
本記事でわかりやすく解説しますので、参考にしていただければと思います。
結論は「全く違う品種」ですが、比較しながらわかりやすく解説しますので、興味のある方は参考にしていただければと思います。
目次
シャインマスカットとマスカットジパングの違い
シャインマスカットとマスカットジパングは、名前も見た目も似ていますし、入荷してくる時期も重なりますのでよく「同じものだけど呼び方(名前)が違うだけ」と思われます。
ですが、シャインマスカットとマスカットジパングはまったく別物になります。
見た目
見た目は本当によく似ています。
こんか感じです。
シャインマスカット
マスカットジパング
掛け合わせ
先程の写真のようにお互いの見た目はよく似ていますが、それぞれの親(掛け合わせ)はまったく違って下記の通りです。
・シャインマスカット = 安芸津21号 × 白南
品種登録のタイミング
そして、それぞれ品種登録されたタイミングも違って下記の通りです。
・マスカットジパング → 2014年に品種登録
マスカットジパングの方が新しい品種です。
特徴はほぼほぼ同じ(ちょっと違う)
上記までで解説したように、品種は違えど名前や見た目はよく似ているシャインマスカットとマスカットジパングですが、その特徴もよく似ています。
下記の通りです。
・種がない
・甘い
とはいえ明らかに違うところがありますので、少し深掘りしてお話ししようと思います。(※「種がない」は同じ)
皮の食感の違い
どちらも皮ごと食べられますが、パリッとした食感を楽しめるのはシャインマスカットの方です。
マスカットジパングはシャインマスカットに比べると、いいように言えばやわらかめですが、悪く言えば「少したよりない感じ」ですね。
甘味の違い
甘味についてはシャインマスカットの方が圧倒的に上です。
マスカットジパング → シャインマスカットに比べると薄い
香りもシャインマスカットの方が明らかに上です。
枝の太さの違い
マスカットジパングは房の部分の枝が明らかに太いです。
大きめの房になると、ぶどうの枝切りハサミでは簡単には切れないこともよくありますよ。
おわり
ということで、シャインマスカットとマスカットジパングの違いでした。
どちらも美味しいぶどうですが、どちらかというとシャインマスカットの方がお店では人気があって、贈り物としても喜ばれています。
以上参考にしていただけると嬉しいです。